ムダ毛は遺伝?だから諦めるべき?

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幼い頃からムダ毛で悩んでいる女性がいます。特に、色白だとスネや腕の毛が余計に目立ってしまいます。

中学校になると、もっと気になりますね。腕や脚を露出する状態を避けたり、知識がないため家にあるカミソリでジョリジョリ剃ってしまう場合もあるでしょう。

特に、プールの授業などは苦痛でしょう。“ムダ毛が薄い人が羨ましいな””どうして私は男みたいに毛が濃いんだろう?”と、遺伝をうらめしく思う方も多いのではないでしょうか。

ムダ毛は遺伝?

ムダ毛は遺伝?だから諦めるべき?

髪で言えば、直毛と天然パーマなどのくせ毛、真っ黒か染めてないのに色素が薄く茶色いか。

肌ならアフリカ諸国のように黒いか、アジア諸国のように黄色か、欧米諸国のように白色か。髪や肌、顔立ちは遺伝性が顕著に現れます。

毛穴の多さが遺伝する

髪や肌、顔立ちと同じように、体毛の多さも両親から遺伝すると言われています。お母さんのお腹の中で体が作られる時に、毛穴の数は生まれた時から決まっているのだとか。

それが生活環境によって、減ったりしなければ、増えたりもしません。その時点で既に、ムダ毛が多いか少ないかが決まってきます。

そして、ムダ毛が遺伝で決まるのはそれだけではありません。生まれた時に決まるのは毛穴の数だけではなく、ムダ毛の固さや柔らかさなどの質、濃さ、生え方までも遺伝で決まってきます。髪の毛のクセや色が遺伝するのと同様です。

ホルモンの量で決まるムダ毛の量

子どもが両親から受け継ぐDNAには様々な情報が入っていますね。ムダ毛の多さに1番関連のある、男性ホルモンと女性ホルモンの量の情報も遺伝子には含まれています。

その中でムダ毛に関連する情報はどんな環境下で生きてきたか、男性ホルモンと女性ホルモンの割合についての情報が主に関係していると言われています。

ムダ毛を多くするのは、当然男性ホルモンですね。遺伝する時、男性ホルモンの量が多いとムダ毛の量は多くなってしまいます。

隔世遺伝で多い

両親は毛が多くないのに、何で私は多いの?そんな疑問を持った人はたくさん居ると思います。

その理由は、もちろん突然変異などではありません。毛穴の数などの、ムダ毛の情報は隔世遺伝をするとも言われています。隔世遺伝とは、両親の前の祖父母、果ては祖先と世代を跨いでする遺伝を言います。

両親がムダ毛が少なくても、血縁者の中にムダ毛の多い人が居れば、ムダ毛は多くなる可能性はあります。すごい深い話ですよね。

環境に応じた遺伝

ムダ毛は元々、紫外線やチリなどの目に見えない刺激や、寒さから体を守るために生えています。そのため、住む環境に対応しなければならないので、ムダ毛の濃さも変わってくると言われています。

  • 南半球や赤道近くなど紫外線が強い地域に住む人のムダ毛は、刺激から肌を守れるよう多くなる
  • ロシアなど寒い地域に住んでいる人は、体毛を濃くして体温維持を図って寒さから身を守る

当然100%ではありませんが、こういった事が原因でムダ毛の多さに関わっている場合もあるのです。

遺伝だから諦めるしかない?

ムダ毛は遺伝?だから諦めるべき?

遺伝でのムダ毛の多さは、食事などの生活面での改善はできません。

遺伝の代表である、顔の輪郭や骨格も、整形でもしない限りは、食事や運動で自分の理想の形に変えるのは不可能ですよね。しかし、遺伝だからと言って諦めてはいけません。

ムダ毛のお手入れは女子力アップ

毛穴が多かろうとムダ毛が濃かろうと、お手入れの時間を頑張って取るようにしましょう。

ムダ毛の多さが遺伝するだけで、処理の難しさは何も関係ありません。そして処理の方法は、少ない人と全く変わりません。

ムダ毛のお手入れを行うと、気分的にもスッキリできますしコンプレックス解消になるので、精神的負担を取り除けます。

女性の魅力は、人より美人というわけでももともとスベスベな肌でもなく【綺麗になろうとする努力】です。努力している女性は、キラキラしています。

恋でも仕事でも同様、そしてムダ毛のお手入れもです。それが女子力というもの。『遺伝だから仕方がない。』と諦めるのは、素敵な男性だから自分には無理と諦めるのと同じこと。

せっかく女に生まれたのですから、諦めずに綺麗になれるようボディメイクに頑張りましょう。

ただし色々な処理の方法がありますが、お肌に負担をかけるムダ毛のお手入れは行わないようにしましょう。色素沈着や埋没毛の原因になってしまいます。

ムダ毛を気にしなくてもいい?

ある女性は、学生時代ムダ毛の多さをかなり気にしていました。

  • 夏でもジャケットを着て腕を隠す
  • できるだけパンツスタイルにする
  • ミニスカートを履く時は、タイツやニーハイソックスを穿く

その女性は大人になり、何より気にしなくなった理由があったと言います。

それは”オレは気にならない”、”全部好きだから側にいてくれるだけでいい”パートナーのそんな言葉がきっかけだったのだとか。“悩む必要ないんだ”、そう思えて気持ちが軽くなったと語っていました。とっても素敵なお話ですね。

ムダ毛が多いと悩んでいるのはあなた一人ではありません。多くの女性が悩んでいます。それは、あなたを生んだお母さんも同じだったかもしれません。もし、同じ悩みを持っている人がいれば、”お手入れってどうしてる?”なんて相談してみてもいいかもしれませんね。